卒業ライブ、本番、終わりました
日曜日に、高校の部活の子たちで集まって、卒業ライブをいたしました。
毎年恒例で、私の所属していたバトン部とダンス部の合同でスタジオを借りて、私の母校では卒業ライブをしていました。
憧れであり、またこれで本当の本当に、みんなで踊れるのは最後という舞台です。
私は高校が大好きだったので、卒業しても、毎週日曜日に集まって練習して、帰りに
「疲れたねー。」
って言いながらちょっと甘いものを買って帰る日々が楽しかったです。
本当に、そんななんでもない日々が楽しかったです。
大学生になって、新生活で、新しい友達にすごく気を遣ったりして、何回も高校生に戻りたいと思いました。
そんな時に、練習で、また会うことができて、約1年前に引退した部活が戻って来たみたいで。
「この人たちが大好きだ」と思いました。
しかし、楽しいことばかりではありませんでした。
まず、時間がない!!
部活の時は、毎日集まれたのに、卒業しちゃったから、土日しか集まれません。
しかも私は、土曜に大学の必修の授業が入っているため土曜の練習には参加できず。
ただでさえ振りを覚えるのが遅いのに本当に困りました。
また、全員集まれる日はなかなか無かったため、自分が振りをつけたものは、動画で送りました。
これも結構大変でした。
みんな同じ振りだったら楽なのですが、実際は各パートに分かれたり、ソロにしたりしていたので、何回も撮りました。
それも、一回で成功すれば良いのですが、同じところの振りを違う人バージョンで踊るから結構間違うので、本当に時間がかかります。
そのせいで振りを動画にして送信するのが遅れてしまい、本当に申し訳なかった😢
でも、最大のピンチは、公園の直前になって出れない子が出てしまったことです。
1人は熱で、もう1人は自転車でこけてしまい、あと2人は1週間くらい前に用事が入ってしまい。
計4人出られなくなってしまいました。
そうすると、位置を変え、踊るタイミングを変え、新たに振りをつけ、本当に辛かった。
最後の舞台、出られないのは本当に可哀想だけど、でも出る方も辛かった。
よくないですね。
本当によくないです。
よくないよ!!
こんな感じでした。
結構リアルな意見です。
ちゃんとした舞台にしたい、でも、なんか理不尽。
ちょっと歯がゆい舞台でした。
普通こんな意見見ないでしょ??
「最高だった」
「もう一回やりたい」
「楽しかった」
こんなこと、書くでしょう?舞台やったら。
もう次なんて無いんだから。
もう、高校の友達と踊ることなんて、無いんだから。
集まるか集まらないかもわからないんだから。
一応打ち上げ案は出てるけど、全員が来れるとは限らないし。
大切な、限られた、時間なんだから。
でも、これが現実ですね。
なんか、モヤモヤしてる。
でも。
でも。
わたしは出られて良かったと思っています。
メンバーのなかで、間違えなくわたしが1番振りを覚えてなかったと思います。
何回も、逃げ出したいと思いました。
なんか、罰ゲームみたいな気分さえしました。
練習に行くと、踊れない自分が嫌で、毎回練習に行くことに緊張していました。
電車の中でも振りの動画を見ました。
別に、空いてる時間の全てを卒業ライブにかけられたわけじゃ無いけど。
やっぱり自分の責任だと思うけど。
それでも、まあちょびっと頑張ったんじゃないかな。
本番の日、一言
「出たくない」
と言えば、いくらでも逃げだせたと思います。
でも、それだけは嫌だ、意地でも舞台に立ちました。
出ることがマイナスにはならない、それだけを信じて頑張りました。
出る直前まで振りの確認をして、本番でテンパらないようにイメトレをして、友達と確認させてもらって。
もう卒業しちゃったけど、みんなで苦労したからこそ、絆は深まったと思います。
そして、忙しい中応援に来てくれた友達に、なんども励まされました。
踊っている途中、何度もわたしの名前を叫んでくれて、嬉しかった!
最後に写真を撮るときも、嬉しい言葉をいくつもかけてもらって。
1番嬉しかったのは、
「可愛かったよ」
です。
すごくシンプルだけど、それを目指していたので、お世辞でも嬉しかったです。
高校の友達に久々に会えて良かった。
やっぱり、卒業ライブに出たことで、
「これで本当に引退したんだな」
と思えました。
だから、全部のことを踏まえて、卒業ライブに出て良かった。
周りの人の温かさに感謝です。
そして、もう終わりです。
あとは、どんどん美化されていく思い出だけ。